読書③~『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』の感想
こんにちは、さちです。
転職活動をした関係で一時期どこの会社にも所属しなかった時期があったのですが、お金に関する手続きの知識が全くなくて苦労をしました。
そこで、私はフリーランスではない(このブログも趣味でやっている)のですが、お金の知識を身に着けるために掲題の本を読んだので、学んだことを書いていきます。
本の紹介
『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』大河内薫・若林杏樹著
著者の2人は税理士さんと漫画家さんで、漫画で分かりやすく、税金に関して説明されている本です。
どういう人にオススメか
下記のような人にオススメしたい本だと思いました。
この本から学んだ内容
①源泉徴収票の見方
・支払金額:会社が1年間で支払った給与の総額(=年収)
・社会保険料:健康保険と年金
※住民税は源泉徴収票に記載がないが、別でひかれている
→つまり源泉徴収票とは、1年で会社はあなたにいくら給料を払いました、そのうちいくらを税金や保険料として代わりに払っておきました、というお知らせの紙
→会社員の場合は会社が自動的に税金を支払ってくれていたが、フリーランスの場合は自分で行う必要がある。それが確定申告と納税
②フリーランスと会社員の違い
・社会保険:フリーランスは全額自己負担、会社員は会社が半分負担
・信用問題:フリーランスには家が借りづらい、住宅ローンが通りづらい、クレジットカードが作りづらいという問題がある
③フリーランスになろうと思ったらやること
【開業前】
・領収書・レシートを保管する(開業前、会社を辞めていないときでもOK。開業準備費用として確定申告に反映できる)
・脱サラのフリーランス転身直後は信用が下がるため、クレジットカードの作成や引っ越しは退職前にやっておくとよい
【開業後】
・「開業届」と「青色申告承認申請書」の提出
④そもそもなぜ税金を払うのか
・税金は国の売上で、税金のおかげで色んなサービスを受けることができているから(交番・ごみ収集無料、医療費3割負担など)
⑤知っておくべき4つの税金
1)所得税
・1月1日から12月31日の1年間で稼いだ所得に対してかかる税金で、国に払うもの
・税率は5~45%(累進課税制度といって、稼ぎが高いほど税率が上がる)
・これを自分で計算して国(=税務署)に提出・納税するのが確定申告
・納付期限は3月15日
・売上-経費=所得
・売上-経費-控除=課税所得。税金は課税所得に対してかかる
・控除は14種類ある。扶養控除、配偶者控除、医療費控除など
→節税への近道は経費をたくさん作るか、控除をたくさん使い、課税所得を減らすこと。
・源泉徴収は、報酬発生時点で国が所得税を先取りする仕組み。後払いにしたら3月にしか国にお金が入ってこないため、報酬を払う前に会社が一部を天引きして国に先に納付している。払いすぎた場合、確定申告後に返ってくる可能性がある。
2)住民税
・自分が住んでいる都道府県&市町村に払う税金
・所得に対して一律10%
・確定申告をもとに、自治体が計算
・確定申告は3月15日までで、住民税は6月からなので時差がある
・納付期限は翌年6・8・10・翌々年1月の4回払い
3)事業税
・所得に対してかかる税。利益が290万以下の場合は免除、また職種により税率が異なる
・確定申告をもとに、自治体が計算
・職種は開業届や確定申告の職業欄でチェックされ、役所が判断。同じ職業でも課税されるときとされないときがあったりする
・例えばブロガーは文筆業と判断されれば0%だが、アフィリエイトブログで広告業と判断されれば5%
・翌年8・11月の2回払い
4)消費税
・売上が1000万超だとかかる
・自分で計算して税務署に確定申告
・翌年3月31日に支払う
→つまり会社員の場合、今年分が毎月天引きされているのは所得税のみ(払いすぎた分は年末調整で戻ってくる)。住民税は、前年1~12月の所得を元に4~5月に金額が決定し、6月~翌年5月までにかけて、前年分の住民税が天引きされている
→そのため退職した場合は給与から天引きされるはずだった住民税を払う必要がある。前年所得が高かった場合は金額が大きくなるので要注意
⑥社会保険制度とは
・病気や老後などのリスクに備える公的な補償
・国民が払う保険料で賄われており、医療保険・年金保険・介護保険などがある
→会社員の場合は会社が手続きをしてくれるが、フリーランスの場合は自分で手続きをする必要あり
・保険料の負担:会社員は会社が半分負担、フリーランスは自分で全額負担
・加入方法:会社員は会社が手続き、フリーランスは自分で手続き
・扶養制度:会社員はあり(配偶者や子は保険料0円)、フリーランスはなし(配偶者や子も人数分かかる)
→フリーランスが加入するのは主に国民健康保険と国民年金で、会社を辞めた場合も自分で手続きが必要。手続きは自分が住んでいる市区町村役所で行う
→フリーランスは税金と同じで自分で手続きが必要、扶養制度が使えない、国民健康保険は健康保険より特典が少ない、国民年金は受取額が少ないというデメリットがある
→一方で社会保険で支払った分は全額控除になるので経費のような効果がある、というメリットがある
⑧国民健康保険について
・会社員からフリーランスになると、健康保険から国民健康保険に切り替えが必要。前年の所得で保険料が決まるので住民税と同じく高額になる可能性あり。
・扶養に入る・国保組合に入る・脱サラ時は任意継続することで保険料が安くなる可能性がある。
⑨国民年金について
・20~60歳全員が加入し、65歳から受給できる制度
・フリーランスは国民年金のみ、会社員は国民年金と厚生年金がもらえるので、フリーランスの方がもらえるお金が少ない。自分でもらえる年金を増やすため、国民年金基金・付加年金という上乗せ制度がある
・未納の年金は2年分は後納できる。儲かった年にまとめて払えば、全額がその年の控除になり節税になる可能性も
⑩扶養について
・扶養される人の年収の壁は社会保険の場合は130万円で、所得税の場合は103万
・メリットは社会保険の場合は被扶養者の保険料が0円になること、所得税の場合は扶養者の所得税が安くなること
⑪フリーランスの売上の管理について
・銀行の通帳の金額をそのまま売上だと思って帳簿に記載すると、源泉徴収がひかれた後の金額しかわからない(前払いした税金が取り戻せなくなる)ので注意
・請求書を保管しておき、実際の支払額と一緒に売上を管理するとよい
⑫税務調査について
・税務調査:正しく確定申告されているか税務署から調査官がきて確認すること。法人は4~5年に一度ぐらい、個人にくる確率は1~2%
・税務署は毎年たくさんの確定申告を受理しているので、申告時は受理のみ。その後何年か経ってから疑問点を質問にくるのが税務調査
・税務調査では帳簿と領収書を見られるので、確定申告の時に領収書を出す必要はないが、いつか税務調査がきたときのために保管しておく必要がある。調査の対象年度は直近3年分になることが通例
⑬どこまでが経費なのか
・自分の仕事に関連したもの、事業をやっていないと支出しないもの。売上に貢献しているかが重要。
・取材の電車賃=交通費のように、〇〇費というが、これを「勘定科目」という
・どの費用がどの科目に入っていてもそこまで大きな支障はないので、これは何費に該当するか?よりも、これは経費に該当するか?が大事。正確な答えはなく、税務調査官の人数分の解釈がある。自信をもって経費だと説明できるようにしておくことが大事。
・領収書がもらえないときはレシートでOKだが、10万円を超える場合は領収書がベター
・1枚のレシートに仕事用とプライベート用が混在するときは仕事用のみにペンで〇をつけ分かるようにするとよい
・レシートがもらえない場合は100円ショップで売られている出金伝票を書き、交通費の場合は履歴を印字するなど、補足資料をつける
・家事按分:仕事にもプライベートにもまたがる費用について、仕事で使っている分だけ経費にできる。割合にルールはなく、広さや時間で割合を出す方法がある
・経費の余白を作る:経費以外の領収書やレシートも取っておくことで、説得力があがる。
⑭経費に迷うものの例
・1人で作業した時のカフェ代:会議費(使用頻度が高いと指摘される可能性あり)
・コワーキングスペースの利用料:会議費
・「やよいの青色申告」などの会計ソフト:消耗品費
⑮確定申告の種類
1)白色申告(届出必要なし・控除0円・帳簿が簡単)
2)青色申告10万円控除(届出必要・帳簿が簡単)
3)青色申告55万円控除(届出必要・帳簿が大変)
4)青色申告65万円控除(届出必要・帳簿&電子申告が大変)
→以前は所得300万円未満の白色申告は帳簿不要だったが、平成26年度より帳簿のつけ方が青色申告10万円と同じになったので、控除を受けられないぶん損
⑯青色申告の基本
・メリット:身内への給料を経費にできる(届出が必要)、10~30万のものを一括で経費にできる、赤字を3年間繰り越せる
・開業届と青色申告承認申請書の提出が必要。
※申請書を出しても白色申告にすることはできるので、出すだけ出すのがよい
・65or55万の控除を受けるためには申請時に「複式簿記」を選択する必要あり
⑰確定申告に必要な書類
・「青色申告決算書」と「確定申告書B」の2つ
・青色申告の流れ:領収書を保存→取引を帳簿につける→帳簿を元に「青色申告決算書」を作成→「確定申告書B」を作成→税務署に提出して確定申告完了
・帳簿について:10万円控除の場合は家計簿レベルの記入でOKだが、65or55万控除の場合は複式簿記というルールにのっとった記帳が必要
・会計ソフトを使えば簿記の知識がなくても帳簿をつけられ、青色申告決算書を自動で作ってくれる
・帳簿の記入:現金主義(報酬の支払や受取があった日を収入日にする)ではなく発生主義(報酬の支払や受取が確定した日を収入日にする)なので、年末年始は注意
・確定申告書Bは国税庁のHPの確定申告書作成コーナーで入力するのが楽
⑱ふるさと納税について
・本来自分が住んでいる自治体に払う税金の一部を自分が応援したい市町村に払える仕組み
・自治体から届く「寄付金受領書」を使い、確定申告で寄付金控除を申請すると課税所得を下げられる
⑲小規模企業共済
・毎月自分でお金を積み立てて事業を辞める時に受け取る仕組み
・掛け金は全額控除になるので、確定申告書Bに忘れずに記載
⑳消費税
・課税売上が1000万以下ならおさめる必要はないが、消費税を請求してもよい。そして売上が1000万を超えなければポケットマネーにできる
㉑法人化するタイミング
・個々の事情によりフリーランスとどちらが得か変わるので、年間利益600万円を超えたあたりで税理士に相談
㉒副業の確定申告
・副業で確定申告が必要な人:アルバイトで給料を受け取っている人、アルバイト以外で副業の所得が年間20万超の人
・確定申告をしなくてよい人:本業以外の所得が20万以下の人(売上が20万超でも、経費をひいて20万以下ならOK)。またフリマアプリでも、生活必需品は非課税
・住宅ローンや医療費控除など他の理由で確定申告する場合は、20万以下でも副業を申告する必要あり
・所得は次の4種類に分けられる
1)給与所得:アルバイト
2)譲渡所得/配当所得:株
3)事業所得/雑所得:youtube・メルカリ・ブログ収入など
4)不動産所得:家賃収入
・ブログ収入を得ている人の場合、その収入がメインなら事業所得、お小遣い程度なら雑所得
※メイン事業でなくとも開業届を出して事業所得にすることで経費の幅が増え節税になることがある
感想
一言でまとめると、漫画なので短時間で読め、お金に関する知識を身につけることができるコスパの良い本でした。
会社員であっても、源泉徴収票の見方や支払っている税金・保険や控除について知ることは無駄ではないと思います。
副業である程度の稼ぎがあれば会社員にも確定申告が関係してきますし、退職や転職によって、私のように自分の身に降りかかってくる可能性もあります。
また私はこの本を読むことで、会社に守ってもらっていた、面倒くさいことの全てをやってもらっていたのだと、会社勤めのありがたさを再認識しました。
(転職活動前に読んでいたら、できるだけ空白期間が空かないように転職先の会社と入社日を交渉しただろうな、とちょっと後悔しました。)
また、会社を辞めた時に会社に属さず働けないかな、と思ったこともあったのですが、フリーランスとして働くには覚悟が必要なのだな、とこの本を読んで思い知りました。
私が書いているのはあくまでもエッセンスなので、仕事を辞めた人、転職までに無職の期間がある人、フリーランスになりたいと考えている人、フリーランスになったばかりの人にはぜひ読んでもらいたい本です。
ちなみにこの本の発行日は少し前なので、古い情報の可能性がある+インボイスへの言及はありませんので、その点はご注意ください。
最後に
今後も読書の感想、お肌について、育乳について、パーソナルトレーニングについてなど、書きたいことはたくさんあるので、どんどん書いていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
読書②~『スタンフォード式最高の睡眠』の感想
こんにちは、さちです。
ブログの更新間隔が空いてしまい、申し訳ございませんでした。
この1か月ほど、転職活動を全力で頑張っていました。
転職活動については別のブログか別の記事で、いつか書けたらと思っています。
さて、読書の秋!ということで読んだ本の感想を書いていきます。
本の紹介
『スタンフォード式最高の睡眠』西野精治著
睡眠の効果と、睡眠の質を上げるための方法を紹介している本です。
たくさんの研究結果や論文を元に例を挙げながら、睡眠の重要性が書かれています。
どういう人にオススメか
下記のような人にオススメしたい本だと思いました。
- 十分な睡眠時間の確保が困難な人
- 睡眠の質が悪いと感じている人
- 日中眠気を感じている人
- 起きているときに最大のパフォーマンスを発揮したい人
感想
一言でまとめると、睡眠の質は眠り始めの90分で決まる、そのためにうまく「睡眠スイッチ」を入れる方法と、すっきり起きるために「覚醒スイッチ」を入れる方法、日中の眠気と闘う方法が書かれた本でした。
正直に言ってしまえば既知の内容が多く、繰り返しの内容も多かったのですが、それでも新たな発見を得られる本でした。
なお、繰り返し同じことを書いているのは、睡眠の重要性を知ってもらい(認知)行動に繋げてもらう=「睡眠の認知行動療法」を狙ってのことだそうです。
この本から得た6つのもの
この本の方法論の中で、私が取り入れてみたいと思ったのは下記です。
- 就寝90分前に40度の湯に15分浸かる。
- 寝る前は頭を使わずリラックスできる娯楽をする。ルーティンを作りできるだけ何も考えないようにする。
- 起きたい時間とその20分前の2回アラームをかける。20分前のアラームは微音で短いものにする。
- 朝、家の中で裸足で過ごす。
- 起床後冷たい水で手を洗う。
- 夕食で冷やしトマトを食べる。
※なぜこの方法をとると睡眠に良いのか?はぜひ実際に読んで確認してみてください♪
最後に
前回の本の感想でも書きましたが、本は読むだけでは意味がないと思っています。
今は事情がありすぐに実践して効果を測定することが難しいのですが、また実践できるタイミングがあれば実践し、結果を書きたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
歯の矯正⑥~Oh my teeth本音レビュー
こんにちは、さちです。
今日はマウスピース矯正サービス、「Oh my teeth」について本音のレビューを書いていこうと思います。
従来の歯科矯正の問題点
Oh my teethの革新性を伝えるために、まずは従来の矯正の問題点について列挙していきます。
- 費用が高い(私が他院で実際に提示された額はワイヤー表77万・ワイヤー裏135万・マウスピース100万でした)
- 期間が長い(だいたい2~3年かかると言われました)
- 通院が面倒(引っ越しリスクあり)
- 痛い
- 歯磨きがしづらい(ワイヤー矯正の場合)
- 見た目が悪くなる(ワイヤー矯正の場合)
- 途中でやめてしまう(マウスピース矯正の場合)
- マウスピースが届くまで時間がかかる(インビザラインの場合、海外で製造しているため)
これらの問題のすべてとは言いませんが、大部分を解決したのがOh my teethです。
Oh my teethとは
2019年にローンチされたマウスピース矯正サービスです。
下記のような特徴があります。
- 費用が安い(部分矯正33万、全体矯正66万)
- 期間が短い(部分矯正平均3か月、全体矯正平均6か月)
- 通院回数最低1回
- 24時間のLINEサポートで継続率97%
- 歯型スキャンから矯正開始まで約1か月(私の場合他院では、スキャンからシュミレーション作成まで14日、マウスピース到着まで1か月と言われました)
従来の歯科矯正とは違う、革新的で素晴らしいサービスだと思います。
私はローンチされた当時ニュースで見てとても気になったのですが、まだ開始したばかりのサービスであること、格安であることが不安で、踏み切ることができませんでした。
Oh my teethに行ってみた
2つの歯医者で「マウスピース矯正は無理」と言われた私は、Oh my teethの存在を思い出し、Google mapの口コミを調べました。
近くの院だけではなく、全国の院の口コミを見ましたが、評価がとても高く、それならと思い無料の歯型スキャンを予約しました。
店舗はこれが歯医者?と思うほど洗練されていて、受付の方もラフな格好をされており、イマドキな歯医者だなと思いました。
受付で簡単な説明を受け、お医者さんがきて早速歯型スキャンを受けます。
機械を歯にあてると、リアルタイムで目の前のモニタに歯の3D画像ができていくので面白かったです。
ちなみに外食後に行ったため、スキャン中に歯に物が挟まっていることが判明し中断。
歯磨きをしてからスキャンし直すことになり、とても恥ずかしかったので、スキャン前に丁寧に歯磨きをしてからいくことをお勧めします!
無事スキャンが完了し、口腔内の写真撮影、レントゲン撮影、質疑応答が終わって店舗を出るまで、トータル1時間ほどでした。
帰宅したその日の夜、診断結果がLINEで届きました。
診断結果にはOh my teethでの矯正が可能かどうか、どのプランになるか、どういう処置が必要でどのぐらい期間がかかるか、といった内容が書いてあります。
実際の診断結果が下記です。
この内容を元に契約するかどうかを判断します。
不明点があればLINEで聞くことができます。
私は医療費控除の対象になるかを聞き、対象になると回答がきました。
そして契約して10日後、待ちに待ったシュミレーション結果が届きました。
みなさん、このbefore/afterを見て、どういう感想をいだきましたか?
私は正直、「え、これが完成形?まだがたがたが残っているのに?」「ネットでよく見るbefore/afterと全然違う」と思いました。
上の歯と下の歯のbefore/afterも載せます。
この後の流れとしてはシュミレーションを承認→マウスピース作成→到着→矯正開始、になります。
どうにかよりよくできないか、修正をお願いしましたが納得いく形にならず、結局私は契約を解除しました。
なお、契約解除の場合、シュミレーション代33000円を除いた金額の返金になります。
Oh my teethが向いている人
上記の経験から、Oh my teethというサービスには向き不向きがある、と感じました。
向いている人:
- 完璧さを求めておらず、ある程度きれいになればよい人
- 人から見える範囲の歯だけがきれいになればよい人
- 元々歯並びがあまり悪くない人
向いていない人:
- 歯並びに完璧さを求める人
- 奥歯からしっかり動かしたい人
- 歯並びが悪い人
ちなみに店舗でスタッフの方に、「なぜ治療期間が短いのか」を尋ねると、「歯並びがそこまで悪くない人だけを対象にしているから」という回答が返ってきました。
Oh my teethでの矯正が明らかに困難な人には、はじめから提携院を紹介しているそうです。
気になった点
ちなみに私が1点気になったのは、LINEにDMが届くことです。
LINEで診断結果など重要なやりとりをするので非通知設定にしづらいのに、そのLINEにDMが届きます。
歯型スキャン後なのに歯型スキャンしませんか?というDMがきて、きちんと進んでいるのか?と不安になったこともあります。
その点がちょっと微妙だな、と感じてしまいました。
さいごに
Oh my teethはその新しさ、安さゆえに、本当に大丈夫?と思っている人も多いと思います(実際に私もそうでした)。
インターネット検索で「Oh my teeth」と入れると、検索候補に「口コミ」「評判」「失敗」「怪しい」といったワードが並んでいます。
そのような方たちに向けて、本記事を書きました。
悩んでいる方の参考になれば幸いです。
私はその後別の歯医者と契約し、マウスピースの到着を待っている段階です。
あと数週間で矯正を開始する予定なので、矯正の過程も載せていきたいと思っています。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
歯の矯正⑤~矯正する歯医者選びのポイント
こんにちは、さちです。
今日は「矯正する歯医者選びのポイント」について書いていこうと思います。
歯医者ごとの特徴
今回矯正歯科探しをして気づいたのは、歯医者により推している施術がある、ということです。
- ワイヤー矯正の表側
- ワイヤー矯正の裏側
- マウスピース矯正
ワイヤー矯正の表と裏を組み合わせたハーフリンガル矯正などもありますが、大きく分けると施術方法はこの3つです。
私は1件目の歯医者に行った際、施術方法についてはなんとなくマウスピース、無理なら裏側がいいかな、ぐらいの気持ちでした。
1件目の歯医者では「歯並びが悪いからワイヤーの表側でしかできない」と言われ、鵜吞みにして、あきらめていました。
そこでたまたま転勤になったので転勤先で歯医者を探すときに、ホームページで裏側矯正の施術を推していた歯医者に行きました。
するとそこでは、「裏側矯正可能」の回答でした。
マウスピース矯正はどうか尋ねると、「歯並びが悪いから難しい」と言われました。
それでもあきらめきれず、3件目はマウスピース矯正専門医、4件目はインビザライン矯正の実績が豊富な歯医者に行きました。
するとその2件では、「マウスピース矯正可能」の回答でした。
以上のことから、歯医者によって得意な施術・不得意な施術(あるいは推している施術・推していない施術)がある、ということがわかります。
まとめ
前回の記事で事前に自分の許容範囲を決めておくことが大事だと書きましたが、治療法の希望を固めてから歯医者に行くこともオススメしたいです。
絶対にマウスピースがいいのか、ワイヤー施術がいいのか、ワイヤー施術の場合裏側じゃないと嫌なのか、などを自分で整理してから、希望の治療法を得意としている歯医者を選ぶことで、費用と時間を節約できます。
希望の治療法が得意な歯医者を探す場合、「〇〇矯正(希望の矯正法) △△(地名)」で検索し、出てきた歯医者のホームページを確認することをお勧めします。
だいたいどこの歯医者も、得意な矯正法をホームページに大きく載せています。
(さらにその歯医者の名前をGoogle mapにいれて口コミも確認するとベスト!)
さいごに
次回は「Oh my teeth本音レビュー」を書く予定です。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
歯の矯正④~精密検査・シュミレーション代の出費を抑えるポイント
こんにちは、さちです。
今日は「精密検査・シュミレーション代をあちこちの歯医者に払わないためのポイント」について書いていこうと思います。
私の場合
私は44000円+22000円+33000円=99000円を無駄にしました。
なぜこんなに出費をすることになったのか、経緯と理由は下記のとおりです。
①1件目の歯医者44000円
精密検査・シュミレーション作成を行った後に引っ越しが決まり、契約にいたらなかったため。
②2件目の歯医者22000円
無料相談で予約→このまま精密検査・シュミレーション作成をすると安くなると言われ、そのまま検査を実施。しかしシュミレーション結果に満足できず契約にいたらず。
③3件目の歯医者33000円
この歯医者はほかの歯医者と違い、無料で相談・精密検査を実施し、まず契約をしてからシュミレーション作成の順番。説明内容に問題がなかったため契約し、その後シュミレーションができたものの満足できず、契約を解約。シュミレーション代の33000円だけ払うことになった。
④4件目の歯医者33000円
無料相談で予約→この歯医者は、精密検査・シュミレーション代が33000円発生するものの、契約にいたった場合は契約金から33000円を差し引いた金額だけ追加で払う、という仕組み。結果契約にいたったので、この33000円だけは無駄になりませんでした。
99000円を無駄にした理由
上記の経緯から、無駄な出費をしてしまった理由を考えていきます。
①引っ越しリスクを全く考慮していなかったこと。
②自分の許容範囲を決めていなかったこと。
私の下調べ不足だったのですが、矯正をする際、歯を動かすスペースを確保するために歯を削る、あるいは抜歯をすることは珍しくないそうです。
私はそのことを知らず、シュミレーション結果を聞きに行ってはじめて4本抜歯すると言われ、衝撃を受けました。
抜く歯は上の歯が前から4番目、下の歯が前から5番目で、抜いてから歯が動くまでは、歯抜けの状態になります。
見た目が気になるなら表面に仮の歯をつけることはできると言われましたが、親知らずを抜いた時のあの辛さが、今度はもっと前の歯で起こるんだと思うと、私は許容することができませんでした。
非抜歯でどうにかできないか聞くと、できないことはないが前歯が出っ歯になる、と言われ、ここでの契約はあきらめました。
③奥歯の遠心移動をやっていない歯医者があることを知らなかったこと。
②の経験を踏まえて、改めて自分の許容範囲を確認し、下記の結論に至りました。
- IPR(歯と歯の接触面を削ること)=許容可能
- 親知らず以外の歯の抜歯=許容不可
もともと見た目のための矯正ではなく、将来より多くの歯を残すことが目的の矯正だったからです。
4本も歯が少ない状態になったら、歯を多く残すという目的と相反すると思いました。
そこで、非抜歯の矯正という意見をもって3件目の歯医者に行きました。
無料相談の段階で非抜歯、でも前歯が出っ歯になるなら契約しないという意見を伝えたところ、非抜歯でも出っ歯になることなく矯正できる、という回答だったため契約をしました。
その後シュミレーションができ確認すると、「え?これが本当に完成形?」というぐらい、納得がいかないものでした。
限界までIPRをしても、やっぱりスペースが不足しており、完璧な歯並びにならなかったようです。
そこで、親知らず4本抜歯済みなので、そこのスペースを使えないか?と聞いたところ、「うちは奥歯の遠心移動(1番奥の歯から後ろに動かしていくこと)は行っていない」と言われ、契約解除の流れになりました。
精密検査・シュミレーション代の出費を抑えるポイント
①引っ越しリスクの考慮
近々引っ越しそうなら、虫歯の治療や親知らずの抜歯などを先に進めておいて、引っ越し後に歯医者を探すことをお勧めします。
また矯正は2~3年ほどかかるので、その間に引っ越す可能性がある場合は、全国に提携院がある歯医者かリモート治療可能な歯医者にするのが良いと思います。
②治療の許容範囲をあらかじめ決めておくこと
矯正をする場合、IPR(歯と歯の接触面を削ること)、親知らず以外の歯の抜歯を提案されることがあります。
どこまでなら許容できるかをあらかじめ決めて、例えば「抜歯必須ならやめておきます」と意見をもってから無料相談にいけば、無駄なシュミレーション作成を行わずにすんだのにな、と反省しています。
また、前歯を引っ込めたいかどうかもよく確認されました。
私は少し前歯がでているのですが、それよりも顔が変わることの方が怖く、できるだけ元の位置のままにしたい、と伝えました。
その点も、引っ込めるメリット・デメリットを事前に調べて、意見をもってから歯医者に行くのが良いと思います。
なおメリットとしては、横顔がきれいになる(理想のラインに近づく)があり、デメリットとしては引っ込みすぎてほうれい線が目立つようになった、という口コミを見かけました。
③完成度をどこまで求めるか決めておくこと
人によって、「安い金額で短期間ですませたい」「人から見える範囲だけきれいになればよい」「高くて時間がかかっても、全部の歯を完璧に並べたい」など、求めるものが違うと思います。
私は「どれだけお金と時間がかかっても、将来のために完璧を求める」が目的でした。
そのためにはスペースが必要→IPR・抜歯・奥歯の遠心移動が必要になるかもしれない、という下調べができておらず、そもそも奥歯の遠心移動を行っていない歯医者で契約をしてしまいました。
HPを見ても記載がない場合があるのですが、だいたいどこの歯医者もはじめの相談は無料なので、その際に聞けばよかったなと後悔しています。
まとめ
・引っ越しリスクを考慮しておくこと
・治療の許容範囲をあらかじめ決めておくこと
・完成度をどこまで求めるか決めておくこと
→そしてこの3点を無料相談の時にきちんと質問し、問題ないことを確認してから精密検査・シュミレーションに進むことが、無駄な出費を抑えるポイントになります。
ただでさえ矯正は大きな出費なのに、前段階で無駄な出費をすると悲しいですよね。
私のこの失敗談が、これから矯正をする人の参考になれば幸いです。
次回は「矯正する歯医者選びのポイント」について書きたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
歯の矯正③~親知らずを抜歯する歯医者選びの重要性
こんにちは、さちです。
今日は「親知らずを抜歯する歯医者選びの重要性」について書きたいと思います。
1本目
1本目は矯正決意前、急に右下の親知らずが痛くなり、駆け込んだ近所の歯医者で抜きました。
麻酔方法:歯茎に注射
抜歯にかかった時間:3分ほど。顎が外れないように自分で手で支えてと言われ、とても不安でした。
処方薬:抗生物質3日分、痛み止め3日分
抜歯後の消毒:翌日実施
抜歯後の経過:はじめてということもあり、麻酔が切れた後も痛さと怖さで口を開ける気にならず、飲んだり食べたり話したりするのが辛かったです。
朝9時に抜歯をして、夜21時半ごろには痛みがましになりました。
しかし、抜歯の2日後から微熱と、抜歯した側の首筋・顎の痛みが1週間ほど続き、内科にいくと抜歯痕から菌が入ったのだろうとの診断。歯医者でもらったのとは別の抗生物質をもらって服用し治りました。
2本目
右上の親知らずも急に痛くなり、1本目と同じ歯医者で抜きました。
朝9時に抜歯をして、夜21時ごろにはおにぎりを食べられるほど回復しました。
抜歯2日後には、たまにズキッとする程度まで良くなりました。
3本目
左上の歯を、矯正を行う予定だった歯医者で抜きました。
麻酔方法:麻酔の注射の痛みを和らげるための麻酔あり
抜歯にかかった時間:15分ほど。歯を何度も何度もぎこぎこ揺らすも全然抜けず、口を開け続けるのがとても辛かったです。横で歯医者さんの指示で歯科衛生士さんがバタバタと何かの器具を取りに行く様子が見えて、とても不安になりました。
処方薬:抗生物質なし、痛み止めもなし、手持ちの市販薬を飲むようにとの指示
抜歯後の消毒:なし
抜歯後の経過:上の歯だったこともあり特段問題なし。9時に抜いて、16時半にはもう痛みがましになっていました。翌日夜には普通にご飯を食べられる状態にまでなりました。
4本目
3本目と同じ歯医者で抜く予定でしたが、歯根が深く神経のそばを通っているので抜けない、大きな病院に紹介状を書くのでそちらで抜いてほしい、と言われました。
ただ大きな病院は平日の日中しかやっておらず、しかも1回目は検査のみ、2回目で抜歯になるため、2回平日休みをとる必要があり、難しかったため滞ってしまいました。
そのタイミングで転勤が決まったので、引越後、Google mapで抜歯がうまいと評判の歯医者に、本当に大きな病院でないと抜けないか確認をしてもらいに行きました。
すると、「簡単に抜けますよ、これからすぐ抜きますか?」と言われ、そのまま抜歯をしました。
麻酔方法:歯茎に注射
抜歯にかかった時間:30秒ほど
処方薬:抗生物質3日分、痛み止め2日分、抗菌うがい薬
抜歯後の消毒:翌日実施
抜歯後の経過:下の歯でしたが、抜いた後に「先生上手ですね!」と感謝を伝え、コンビニに買い物に行けるほど元気でした。
18時に抜いて、21時には普通に食事ができました。
翌日には痛み止めなしでも痛みがなく、歯を抜いたことを忘れるレベルでした。
親知らずを抜歯する歯医者選びの重要性
このように、歯医者によって麻酔方法・所要時間・処方薬・抜歯後の消毒有無・抜歯後の経過が大きく異なってきます。
部分麻酔だと歯医者さんの手の動きや表情、歯のミシミシという音が聞こえてきますし、口を自分の意志で開け続けないといけないので、長引くととても不安になり、疲れます。
私は4本目でやっとGoogle mapで抜歯の評判を調べて歯医者選びをしたのですが、1~3本目は家に近いから、矯正のため通院しているから、という理由で、特に口コミを調べませんでした。
しかしこれは失敗だった、と今振り返って思います。
歯医者さんの腕によって上記のように辛さが大きく変わってくるので、抜歯を検討している方はぜひ口コミをよく読んで歯医者さんを選んでほしいなと思います。
また、4本目でほかの歯医者でセカンドオピニオンを受けないと、あやうく有休をとって大きな病院に行き、無駄な時間を使うところでした。
1つの歯医者で難しいと言われた場合でも、ほかの歯医者では抜ける場合もある、ということを書き添えておきます。
最後に
次回は「精密検査・シュミレーション代をあちこちの歯医者に払わないためのポイント」について記載していきたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
歯の矯正②~歯科矯正開始まですごく時間がかかる件
はじめに
こんにちは、さちです。
今日はまず、「歯科矯正をやろうと決意しても実際開始まですごく時間がかかる件」について書いていきます。
ひとえに私の下調べ不足が招いたことではあるのですが、矯正検討中の方の参考になれば幸いです。
開始まで時間がかかる理由
まず矯正を決意した私は、Google mapの口コミを調べ、評判が良かった歯医者に行きました。
そこで知ったのが、矯正開始前に下記4つを終えておく必要がある、ということでした。
- 顎関節症の治療
- 虫歯の治療
- 親知らずの抜歯
- 歯石の除去
これらの工程をすべて終えるのにかかったのが9か月。
虫歯は幸いなかったのですが、顎関節症の治療と親知らずの抜歯に時間がかかりました。。
それらを終えてから精密検査をし、シュミレーションができるまで約10日。
そこからマウスピース矯正の場合はマウスピースが完成するまで約1か月かかります。
頑張って矯正器具をつける決意をしたはずが、あれ?すぐに歯につけれるわけじゃないんだ?!と拍子抜けする気持ちでした。
そして結果として、マスクをみんながつけている間にこっそり矯正をする、という作戦は失敗に終わりました。
さらに私は、ようやくシュミレーション結果がでてあとは契約するだけという段階で転勤が決まり、結局契約せずシュミレーション代4万だけ払うことになりました。。
1つ目の学び
矯正は開始まで、どうしても時間がかかります。
私が下調べをしなさすぎだったのですが、決意してからすぐ開始できるわけではないので、あらかじめそれを知ったうえで予定を組むことをお勧めします。
また2~3年以内に転勤の可能性がある場合は、提携院が各地にある院やリモート矯正ができる院など、引っ越し後も対応してくれる歯医者を選ぶのがよいと思います。
最後に
次回は親知らずを抜歯する歯医者選びの重要性について書きたいと思います。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました!