歯の矯正④~精密検査・シュミレーション代の出費を抑えるポイント
こんにちは、さちです。
今日は「精密検査・シュミレーション代をあちこちの歯医者に払わないためのポイント」について書いていこうと思います。
私の場合
私は44000円+22000円+33000円=99000円を無駄にしました。
なぜこんなに出費をすることになったのか、経緯と理由は下記のとおりです。
①1件目の歯医者44000円
精密検査・シュミレーション作成を行った後に引っ越しが決まり、契約にいたらなかったため。
②2件目の歯医者22000円
無料相談で予約→このまま精密検査・シュミレーション作成をすると安くなると言われ、そのまま検査を実施。しかしシュミレーション結果に満足できず契約にいたらず。
③3件目の歯医者33000円
この歯医者はほかの歯医者と違い、無料で相談・精密検査を実施し、まず契約をしてからシュミレーション作成の順番。説明内容に問題がなかったため契約し、その後シュミレーションができたものの満足できず、契約を解約。シュミレーション代の33000円だけ払うことになった。
④4件目の歯医者33000円
無料相談で予約→この歯医者は、精密検査・シュミレーション代が33000円発生するものの、契約にいたった場合は契約金から33000円を差し引いた金額だけ追加で払う、という仕組み。結果契約にいたったので、この33000円だけは無駄になりませんでした。
99000円を無駄にした理由
上記の経緯から、無駄な出費をしてしまった理由を考えていきます。
①引っ越しリスクを全く考慮していなかったこと。
②自分の許容範囲を決めていなかったこと。
私の下調べ不足だったのですが、矯正をする際、歯を動かすスペースを確保するために歯を削る、あるいは抜歯をすることは珍しくないそうです。
私はそのことを知らず、シュミレーション結果を聞きに行ってはじめて4本抜歯すると言われ、衝撃を受けました。
抜く歯は上の歯が前から4番目、下の歯が前から5番目で、抜いてから歯が動くまでは、歯抜けの状態になります。
見た目が気になるなら表面に仮の歯をつけることはできると言われましたが、親知らずを抜いた時のあの辛さが、今度はもっと前の歯で起こるんだと思うと、私は許容することができませんでした。
非抜歯でどうにかできないか聞くと、できないことはないが前歯が出っ歯になる、と言われ、ここでの契約はあきらめました。
③奥歯の遠心移動をやっていない歯医者があることを知らなかったこと。
②の経験を踏まえて、改めて自分の許容範囲を確認し、下記の結論に至りました。
- IPR(歯と歯の接触面を削ること)=許容可能
- 親知らず以外の歯の抜歯=許容不可
もともと見た目のための矯正ではなく、将来より多くの歯を残すことが目的の矯正だったからです。
4本も歯が少ない状態になったら、歯を多く残すという目的と相反すると思いました。
そこで、非抜歯の矯正という意見をもって3件目の歯医者に行きました。
無料相談の段階で非抜歯、でも前歯が出っ歯になるなら契約しないという意見を伝えたところ、非抜歯でも出っ歯になることなく矯正できる、という回答だったため契約をしました。
その後シュミレーションができ確認すると、「え?これが本当に完成形?」というぐらい、納得がいかないものでした。
限界までIPRをしても、やっぱりスペースが不足しており、完璧な歯並びにならなかったようです。
そこで、親知らず4本抜歯済みなので、そこのスペースを使えないか?と聞いたところ、「うちは奥歯の遠心移動(1番奥の歯から後ろに動かしていくこと)は行っていない」と言われ、契約解除の流れになりました。
精密検査・シュミレーション代の出費を抑えるポイント
①引っ越しリスクの考慮
近々引っ越しそうなら、虫歯の治療や親知らずの抜歯などを先に進めておいて、引っ越し後に歯医者を探すことをお勧めします。
また矯正は2~3年ほどかかるので、その間に引っ越す可能性がある場合は、全国に提携院がある歯医者かリモート治療可能な歯医者にするのが良いと思います。
②治療の許容範囲をあらかじめ決めておくこと
矯正をする場合、IPR(歯と歯の接触面を削ること)、親知らず以外の歯の抜歯を提案されることがあります。
どこまでなら許容できるかをあらかじめ決めて、例えば「抜歯必須ならやめておきます」と意見をもってから無料相談にいけば、無駄なシュミレーション作成を行わずにすんだのにな、と反省しています。
また、前歯を引っ込めたいかどうかもよく確認されました。
私は少し前歯がでているのですが、それよりも顔が変わることの方が怖く、できるだけ元の位置のままにしたい、と伝えました。
その点も、引っ込めるメリット・デメリットを事前に調べて、意見をもってから歯医者に行くのが良いと思います。
なおメリットとしては、横顔がきれいになる(理想のラインに近づく)があり、デメリットとしては引っ込みすぎてほうれい線が目立つようになった、という口コミを見かけました。
③完成度をどこまで求めるか決めておくこと
人によって、「安い金額で短期間ですませたい」「人から見える範囲だけきれいになればよい」「高くて時間がかかっても、全部の歯を完璧に並べたい」など、求めるものが違うと思います。
私は「どれだけお金と時間がかかっても、将来のために完璧を求める」が目的でした。
そのためにはスペースが必要→IPR・抜歯・奥歯の遠心移動が必要になるかもしれない、という下調べができておらず、そもそも奥歯の遠心移動を行っていない歯医者で契約をしてしまいました。
HPを見ても記載がない場合があるのですが、だいたいどこの歯医者もはじめの相談は無料なので、その際に聞けばよかったなと後悔しています。
まとめ
・引っ越しリスクを考慮しておくこと
・治療の許容範囲をあらかじめ決めておくこと
・完成度をどこまで求めるか決めておくこと
→そしてこの3点を無料相談の時にきちんと質問し、問題ないことを確認してから精密検査・シュミレーションに進むことが、無駄な出費を抑えるポイントになります。
ただでさえ矯正は大きな出費なのに、前段階で無駄な出費をすると悲しいですよね。
私のこの失敗談が、これから矯正をする人の参考になれば幸いです。
次回は「矯正する歯医者選びのポイント」について書きたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!